中島みゆき詐欺②

リーフユニティの植田です。


その「中島みゆきの夫」は雄弁に語りました。


「主婦と生活社の編集長からの紹介でね、それで奈良の後援会のKさんに確認したら確かに知っているって言うんでね~。」
(そう言えば一回だけ主婦と生活社の本に広告を出したなあ)


私「あ、そうですか。ありがとうございます。」


中島氏「で、地域的には大丈夫?」
(ちょっと遠いけど断るわけにはいかんしな)


私「いえ、大丈夫です。阪神大震災のときはずっと行ってましたし。」


中島氏「施工の管理にはヤマハの社員が常駐します。みゆきはヤマハの役員をしている関係でヤマハの設計室の人間が担当します。」
(えらい大層な話やがな)


私「はい、わかりました。」


中島氏「契約は東京の世田谷の家に来てもらいます。世田谷はご存知?」
(え~!?東京にまで行くんかいな。それも面白そうやん!)


私「あ、いえ。千葉ならちょっと知ってますけど・・・」


中島氏「お金はそのとき95%先払いしますから。それでいいでしょ?」
(は?札束でくれんのかな?)


私「は、はい。頂きすぎるくらいです。」


中島氏「詳しい資料を送らせます。この名刺のところでいいですか?」

ここで中島氏は電話をかけました。


「ああ、櫛田?例の資料、今から言うところに送ってくれる?もう今日中に郵便局に持ってけよ。○○の郵便局なら開いてるだろ?ああ、書留速達でな。それとヤマハの○○専務の名刺も一緒にコピーして入れといて。」


電話を切って中島氏は次なる電話をかけます。


「中島です。役員室に回してくれる?○○専務に。ああ、専務?今造園屋さんと打合せしてるから。専務の名刺を送らせるから、細かいことは直接打合せやってくれる?OKね。今度現場で紹介するわ。えっ?京都の植樹もお願いするの?俺は関係ないよ。俺は自分の家ができりゃいいんだから。で、14日にスタジオのオープンのときにこっちにきてくれる?時間は調整します。10分後に電話するから。」


電話を切って中島氏は私たちにこういいました。

「じゃ、14日でいいですか?お盆だけど大丈夫?」
(盆や言うてられんがな)


私「はい、調整します。」


またぞろ中島氏は電話をかけます。

「ああ、櫛田?じゃ、13日の夜にのホテル取っといてよ。俺とみゆきと、専務と・・・。ああ、JALで。最上階にしろよ。いくらだっけ?ちょっと高いな。2部屋だからって負けてもらえよ。安くなったらお前もおみやげ買えるだろ。でも俺やみゆきの名前を出すなよ。いいか?で、13日のスタジオオープンには何人来るんだ?え、何でそんなに多いんだよ?みゆきの付き人?そんなの帰ってもらえよ。いらないよ。いいよ、みゆきに替われ。」
(ええっ、中島みゆき本人か?)


「みゆきか?付き人なんていいだろ?俺も櫛田もいるんだから。それとお前、京都の植樹も頼むのか?お前の会社なんだから別にいいけどさ。俺はノータッチだぞ。今日?何とかして東京に帰るよ。タクシーでも16万くらいだろ。用意しといてよ。じゃな。」


そして中島氏は庭についての要望を話してくれました。


「こっちは和風で庭をして欲しいんですよ。それと門扉はみゆきが四国化成の特注品に音符を入れるって言ってんだけどおかしいよねえ。じゃ、表札に音符入れようか?できるでしょ?それと散水は自動でできるようにお願いします。何せ私たちは常時住むわけじゃないから。」


実はもっともっと詳しい、細かい話があったんですが大体こんな話で最終まとまりました。


「じゃ、14日に。悪いね、お盆なのに。」


で、一体この中島みゆき詐欺のオッサンは何が狙いなのか?

 


衝撃(笑劇?)の最終回の明日をお楽しみに。