リーフユニティの植田です。

 

 

当社の営業担当者には報告書類というものが殆どありません。

 

これが良いことがどうかは迷いもあります。

 

私が金融機関で営業をしていたときは報告書類の山でした。
その日の訪問予定表は毎日提出です。そして訪問の結果を日誌にしてこれも毎日提出。
日誌には顧客ごとのカードを添付してそれぞれに訪問結果を記入します。
さらに目標と実績の管理表があり、それも日々提出です。

 

日々の報告に加えてとてつもないのが月次、そして期次報告です。
月次のスケジュール予定作成(そんなの守れるわけがない)、目標と実績の管理表の集計(やたらと細かい集計があって電卓を叩くだけでもしんどい)。期毎には推進先の見直し作業を行い、推進項目別にリストを別個に作ります。

 

さらに営業推進する項目ごとに活動方針を策定します。
これについては会議なんかするとそれだけで3時間くらいかかります。

 

これだけでエネルギーを注ぎすぎて本来の営業活動の時間が著しく削られていました。
そしてその報告を管理者である上司がどれだけ見ていたか?資料が形式的になるほど見るほうも形式になってしまいます。

 

 

そういうわけで、私はこういった報告書類が嫌いでした。
ですから当社では今、営業の報告書類は殆ど書かせていません。

 

必要な情報は私がアンテナを張って営業担当者の顔を見るたびに会話をすれば済むことです。気になることは時折電話を入れて聞くこともあります。オペレーターの図面の作成状況を見れば営業案件は大体わかりますし、届くファックスに目を通せば引き合いの内容もわかります(私は社内にいるときはファックスに対する反応が誰よりも速い)。それと机の上の書類等を見れば手がけている物件も把握できますしね。

 

また、ホワイトボードに書かせている外出先の予定表を常に見ます。これは営業のみならず工事の進捗も把握できます。見知らぬ邸名が出てくると、「新しい見込み客か?」とやる訳です。

 

今のところ、こうやって管理しているわけです。
とにかく我々のような小さい会社ではお役所仕事をしている暇は一切ないのです。
私は営業担当に形式的な仕事は絶対にさせたくない。数字を上げる、ただそれだけに集中させたい。

 

 

私の目が行き届く限りはこれで行こうと思っています。