さて、このところ真面目な経営に関わる内容とSEO対策も意識して書いている当ブログですが
久々に阪神ネタを解禁いたしましょう(笑)。
たまには、こういう内容も親しみやすくていいだろう、と自分に言い聞かせて書かせていただきますね(^^)
今日は野手編です(投手編もやるんかい!と突っ込まれそうですが)。
昨年から今年にかけて、大きな変化が起こりました。
昨年はマートンが退団してヘイグが加入したんですね。
ヘイグがダメだった、というのはもちろん不動のレギュラーだったマートンと比べて「えらい違い」なんですけど、実はそれ以上に大きな変化があったのですね。
マートンは外野手でしたが、ヘイグは内野手だったんです。
その結果何が起こったかというと
それまで左からマートン、大和、福留というのが外野のレギュラーでした。
センター大和の打撃が弱かったり、福留の休養が必要だったりしたので俊介や江越などが補完していた、という図式でした。
そこでマートンが抜け、大和が内野手に復帰する流れにもなったため外野のポジションがまさに「ポッカリ」空いたのです。
そこへ期待のドラフト1位・高山の入団です。
思えば高山は大変恵まれた環境でルーキーイヤーを迎えることができたのですね(ハヤタと偉い違いです(-_-;))
そして金本新監督の「超変革」のスローガンのもと、一軍で実績のない選手がどんどん登用される流れとなり
外野は当初は高山と横田がスタメンを獲りました。
横田が結果を残せず後退したのちは江越や板山、中谷などがチャンスを得ました。
そして高山は6月ごろ調子を落としたものの、夏以降に復調してレギュラーを確保し新人王を獲得することができました。
要するに、昨年の外野はチャンスが多くあったのです。
しかし今シーズンは状況が全く異なります。
FAで糸井が加入。
糸井がオリックスでは直近ライトだったのですが、福留がライトにこだわりを見せたため糸井がセンターで起用される見通しとなりました。
すると
左から高山、糸井、福留。
今年は既にシーズンのレギュラーがほぼ確定してしまった状況なのです。
もちろんベテランが衰えることもありえますので、何が起こるかわかりませんが少なくとも開幕当初は他の外野手にとってチャンスが乏しい状況になってしまいました。
江越、中谷、横田、そして俊介…、全く出番がないわけではないでしょうが、彼らの中でのポジション争いも厳しいものになりそうです。
一方、内野はどうか。
こちらは逆の意味で大きな動きとなっています。
ゴメスが退団しました。
新外国人キャンベルはサードが本職だそうです。
もちろんヘイグも退団していますので、言わば外国人野手が一人減なんですね。これはある意味思い切った判断で、ここ20年くらいの中で外国人野手一人で臨むシーズンは思いだすこともできません。
結果どうなったかというと
内野、ガラ空き。
昨年は開幕時点でゴメスと鳥谷が完全なレギュラーでサードのヘイグがどうなのか、セカンドは西岡か上本か、という情勢で内野のチャンスは乏しかったのです。
しかしシーズンでは大きく情勢が変わり、ヘイグがダメでサードが空きました。それまでサードを争っていた今成や新井良太も今一つで陽川が初ホームランを打つようなチャンスに恵まれました。また北條が一時サードのスタメン出場を続けていました。
一方、セカンドは西岡が開幕レギュラーとなったのですがアキレス腱断裂で離脱。本来、レギュラー候補であった上本は出番にも運にも恵まれず、また守備のミスも相次ぎ不遇の年となりました。以降、内野手復帰の大和や北條がその後の穴を埋めるといった図式でした。
さらに鳥谷のまさかの大不振が続きます。我慢を重ねていた金本監督も大英断をして鳥谷をスタメンから外します。以降、北條がショートでスタメンを確保してシーズンが終了しました。
要するに
内野は誰一人としてレギュラーが決まっていないのです。
キャンベルが大活躍してくれればいいのですが、そんなに甘くはないでしょう。そして鳥谷の復活はあるのか。
キャンベルと鳥谷を外して考えるとなると大変です。
西岡の今年のレギュラーは無理でしょう。北條がレギュラーに近いだけで、残りがガラ空きとなります。
昨年は外野手にチャンスがありましたが、今年は内野手が大チャンスの年なのです。
本来、外国人の枠でもあるファーストが空いているのです。今年ファーストを誰が守るのか・・・?ここは日替わりになるかも知れません。
既に板山の内野挑戦が始まっています(大学入学当初までは内野手)。中谷がサードの練習をしている、とも。上本は耀きを取り戻せるのか。今成、良太はこのまま終わってしまうのか。陽川のチャンスもあるでしょう。キャッチャーにかだわる原口のファースト起用も十分考えられます。
そして
ルーキー大山、です。
投手に人材が豊富だったドラフトで敢えて投手指名を捨てて獲ったドラフト1位。奇しくも昨年の高山にチャンスが与えられたように、大山にチャンスがある環境が整いすぎているくらいの状況です。
そのチャンスで大山がプロの一軍で通用するバッティングができるのか・・・?
色んな意味で今年の内野の布陣にみどころがあると言えますが
下手をすれば苦労の多い年にもなりそうですね・・・。