ビジネス書、その後。
数年前
書店で気になって買った本がありました。
熱血社長のサクセスヒストリー、みたいな本でした。
独立起業直後から思うようにいかず、倒産寸前までいったものの
社長を中心としたパワーで復活、そして大きな成長を遂げた過程を書いた自伝書です。
読んだとき、モチベーション上がりました。
「俺より年下で…、ここまでやれるんか!こんな風になりたい!」と思いました。
その後、この会社は上場企業となりました。
20代の社長が上場を成し遂げたのです。
間違いなく、この社長は私などより遥かにすごい経営者です。
しかし遂に
民事再生開始の申立て、となったようです。
この会社の業界では時代の逆流が凄まじすぎて
経営云々ではどうすることもできず倒産に至ったのだと思います。
ただ…
数年前にこの社長が書かれていたブログを偶然読みました。
上場を果たし、起業家としては最高のゴールに到達していた頃でしょうか。
日々
色んな業界の有名な社長さんと会食したり
政治家と会ったり
楽しそうな記事が多かったです。
大きな会社となると、そういう付き合いが大事なのかな。
そこには、あの著書にあった燃えたぎった「熱さ」がありませんでした。
それでも、この社長は必ず再起されると思います。
それだけの人間力のある人です。
結局、会社を大きくするということは
こういうリスクを負うということなんでしょうね…。
会社も「継続」してこそ価値がある。
改めて感じた出来事でした。