グッド・アイデアの影に
私の信条の一つ
「アイデアは考えている時間に比例する」
というのがあります。
学生時代に塾講師をしていたときの頃。
私が立て続けにイベントを企画していました。
社員の先生に「植田君はイベント企画に強いなあ。」と褒められたことがありました。
私は少し違和感を持ってその言葉を受け取りました。
強いって・・・?
強い弱いの問題じゃないと思うけど?
常にイベントのアイデアが湧きおこってくることなんてない。
何かできることないかな、と思ってあーでもない、こーでもない、と常に考えているだけや。
良い考えなんて簡単には出てこないけど、色んなことを考え続けていたら時々良い考えも混じってくるだけのこと。
別に特殊な能力じゃないよ。
逆に、何で誰からもアイデアが出てこないんやろう?
何も考えてないのかな?
その当時から確信しています。
アイデアを捻り出すには頭に汗を掻くほど考え抜くことです。
四六時中考えることです。
そうすると、当然多くの考えが浮かびます。
その多くは大した意味のないことです。非現実的なアイデアであったり、効果の得られないアイデアであったり。同じ事を何度も考えることもあるでしょうし、全然違う方向に意識が飛んでいくこともあったりしますね。
しかし、良い考えではなくとも考えることを積み上げていくと
ポン、と良い考えが出てくることがあるのです。
一つの良い考えの影に使えない考えが何十個、何百個と葬られているんです。
言い換えるならば
「大量の仮説出し」
ですね。
経営者となった今
これは私の最大の武器でもあります。
シニカルな言い方で悪いのですが、世の中考えない経営者も多いようなのです。
考えないからアイデアが出てこない。当たり前のことです。
考えるのはただシンプルに
「何かできることはないか」
です。
最近も次々とアイデアが浮かんできます。
そして後は実行するだけのこと。