リーフユニティの植田です。

 

私は田舎の小さい会社の社長を務めていますが、全く関係ない金融機関で8年半ほどサラリーマンもやっていました。

 

退社後、いきなり社長。
充電期間も勉強期間も一切なし。

 

時々、「全くの畑違いで大変でしょう」なんて言われたりしました。
しかし、私のそれに対する答えは「NO」です。

 

畑違いはサラリーマンの世界でも時折ありますよね。
私も内勤から渉外に替わったとき、支店から本部に転勤したときは畑がコロッと変わりました。
1からのスタートは何回も切っているので、大変なことでも何でもないんです。
仕事を覚えるのは努力と経験でいくらでもできます。

 

 

しかしながら、サラリーマンと社長の間にはとんでもない違いが存在します。

 

全ての経済的な責任と先行きのリスク、そして不安。
これだけはサラリーマンでは絶対に理解できないことです。

 

昨日、深夜に偶然見たテレビ番組で、「セレブ」としてレストランの経営者が登場しました。
「年商5億、東京の~でこんなレストラン経営」の青年実業家として紹介されていました。お洒落で立派なレストランが映し出されました。芸能人が結婚相手としてセレブにアタックする、という趣旨の番組です。

 

一般的にはこれがセレブと見えるんでしょうか。

 

見た瞬間、私が妻に言ったセリフ
「年商と年収は全く違うで。年商5億やったらオレでも5億やがな。それに、こんなレストランやってたらとんでもない経費が出て行ってるはずや。そんな甘いもんちゃう。」

 

テレビでその人の住まいが狭くて小さいことに驚いている芸能人がいました。
彼のコメントは「今は店のほうに全て傾けているので・・・」と仰っていた。

 

そう、私には彼の気持ちが分かりました。
彼もまた、リスクを背負い、不安を感じながらも戦っている社長なのです。
自分の生活より会社運営に必死なんです。

 

番組の司会者の島田伸介さんが仰ってました。
「彼は自分がセレブでないことを知ってる。そら、儲かってへんよ。」

 

島田伸介さんも社長なんですね。
社長であれば、すぐに分かること。

 

私もサラリーマン時代は分からなかったでしょうね。