先週はブログ投稿5本が達成できず

うぬぬ…、今週取り返すとすれば7本投稿ですね(^^;


何とか頑張りましょう。



とりあえず

阪神の大和の話でもしておきましょうか(笑)


前田大和。


鹿児島の高校を出て阪神入団。確か岡田監督の時代でした。

高校時代からバツグンにショートの守備が上手いという触れ込みで、入団後も即チーム一の守備力と評されるようになりました。

また足も速く盗塁も果敢に決めることのできる選手でした。


しかしバッティングは非力。

入団後数年はバッティングが一軍レベルに遠い状態で、代走・守備固め要員として何とか出場機会を探るしかありませんでした。

それというのも

類まれなショート守備の能力がありながらも、入団時より阪神のショートにはフルイニング出場を続ける鳥谷という鉄人が君臨していたためショートでの出場機会は全くのゼロだったのです。

鳥谷の次のショートは絶対に大和だ…と私なども思いながらも、鳥谷の全盛時代が続いたのでした。


その大和に転機が訪れたのが2012年。

赤星引退後、センターのレギュラーが固定しきれていなかったチーム事情から外野手としてセンターのポジション争いに参戦したのです。

俊足を生かした守備範囲、としてフライの落下点に入る速さなど外野手としても一流の守備力を見せつけました。また課題のバッティングも特に左投手には一定の成果を出すようになってきていました。

以降、センター・大和が定着し、あの華麗な内野守備は封印されてしまったのですね。

しかし外野手としての好守の連発に世の評価は「内外野どちらを守らせても超一流」となっていったのです。


しかし、それも2015年には大和自身の不調や当時のルーキー江越の台頭などもあって出場機会が減少傾向に転じます。

そして昨年2016年は内野への再転向。西岡が欠けた後のセカンド要員となりました。
ちなみに大和が内野に再転向の話が出たときに福留が「大和は外野に残すべき」と発言しています。

この年は鳥谷が不振に陥り、フルイニング出場記録がとうとうとだえました。


鳥谷の名前がスタメンから外れた日、スタメンのショートは大和でした。

ショート・大和

ずっと前から見たくても絶対に実現することがなかったことが、思わぬタイミングで実現したのです。


しかし


その年から監督に就任した金本監督の期待とそれに応えた選手が別にいました。


北條です。

ショート・大和は2試合だけに終わり、以降ショートのポジションを奪ったのが北條でした。北條という選手は高校野球で甲子園のヒーローになった選手で、高校時代から私も注目していた選手です。

金本監督の積極的な若手起用方針は、大和や上本、俊介といった一軍経験豊富な中堅組をとびこえて4年目北條、育成から上がった原口、そしてルーキー高山らの抜擢となりました(シーズン当初は北條のさらに一つ下の横田も起用されましたね)。


結果、北條がショートのポジションを完全に獲ったかのようになって2016年シーズンが終わりました。

大和は結局セカンド中心の出場でバッティングも.231と低迷して終わりました。




そして迎えた2017年。

大和はスイッチに転向して臨みました。この年齢でのスイッチ転向はかなりの異例です。

チームはオープン戦からショート・北條が既定路線であるかのような流れで鳥谷がサードに納まり、セカンドを上本と大和が争う図式で結局上本がレギュラーとなりました。


大和はまたまた守備固め・代走要員に甘んじることになります。

鳥谷という聖域がなくなったのに、なぜ大和にショートを守らせないのか?私は不思議でなりませんでした。


しかし、北條の不振。

ショートのポジションが空きました。

ようやくここで大和にチャンスが訪れました。ルーキー糸原との併用もありましたが糸原のケガにより、ついに大和がショートのレギュラーポジションを掴むことができたのです。


課題であったバッティングも向上し

右打席で.287、左打席で.276とスイッチ転向が奏功となりました。


そんな今年にFA資格を取得、そしてオフに宣言。


もしも、と仮定することには意味がないかも知れませんが

大和がショートの絶対的なレギュラーを獲っていたならFA宣言しなかったのではないでしょうか。

また、昨年のような打撃成績であったなら他球団からのオファーがどれだけあったでしょうか。



結果として、どちらでもない微妙な立ち位置として今年を終えたことによりFA宣言となったように思います。



高卒から一軍に定着し、ファンの支持もある選手です。

阪神生え抜きでキャリアを終えることに大きな意味があるのではないかと思います。少し似た立ち位置でもあった関本は阪神一筋でキャリアを終えました。

関本は引退後、地元放送局で解説者として人気を博しているところです。また関本は近い将来コーチとしての復帰もあるでしょう。


大和にオファーを出しているとされるのが、オリックスとDeNA。

果たして大和のプロ野球人生にとって、何が最善なのか…もちろんそれは分かりません。


しかし、絶対に残ってほしい選手です。私的には来年のショートのレギュラーはダントツで大和が一番手です。北條はもう少しショートで頑張ってほしいですが、いずれセカンド転向になるのではと思います。糸原も同様ですね。


さて、大和の決断はどうか…


日々、気になるところです。