リーフユニティの植田です。

 

引き続いて植木屋論。

 

リーフユニティではこだわりの1本を探したいお客様にお応えすべく、「植木屋」をやっています。

 

変な話ですが、通常「植木屋」には在庫はないのです。
答えは簡単、売れないからです。お客様が入る店ではないから当然ですよね。

 

植木の在庫を持つのは、正直しんどい面もあります。
そりゃあ、注文を受けた木のみを仕入れて右から左へさばく、これなら在庫リスクは無縁です。楽な仕事です。

 

しかし、そこにお客様のニーズは存在しないですよね。
木はカタログで選ぶ商品とは全く異なるのです。

 

だから、リーフユニティには沢山の樹木の在庫があります。
私自身が買い付けに行って、自分の目で見て仕入れてきます。

 

お客様にはじっくり見比べて選んでもらいます。

 

もちろん、全ての種類の木を在庫として持つことは不可能です。
しかし、できる限りの挑戦を続けています。
「~はありませんか?」と訊かれることもままあります。残念ながら無い場合もありますが、そうやってニーズがあるものは可能な限り仕入れを行います。

 

そしてそのビジネスが成り立つためには在庫が回転することが絶対に必要となります。
そう、リーフユニティでは在庫が回転する環境があるからこそ、植木屋に挑戦することができるのです。

 

何故回転するのか?

 

一つはリーフユニティの看板でもある園芸店「花木らんど」の存在。
「花木らんど」はおかげさまで地域のお客様に浸透させていただいており、多くの固定のお客様が存在するのです。常に季節のお花やプレゼントのお花を買いにきてくださるお客様が
いらっしゃいます。花を買う延長上に「植木屋」が存在しているのです。

 

 

もう一つはリーフユニティの本業とも言うべき外構・エクステリア工事部門の強みです。植栽工事に比べはるかに取り扱い金額が大きいこの工事が、当社では常時10件以上動いています。そしてその一部分として植栽工事が常にあるのです。ですから工事部門として植木が回転していくのです。

 

 

この二つに挟まれた部分でリーフユニティの「植木屋」部門が存在し、在庫リスクと在庫ロスを軽減しながら店頭販売を行うことができる、という訳です。

 

リスクとコストがあることには違いありませんし、決して胸を張るようなビジネスモデルでもありません。しかし、お客様のニーズがあることだけはハッキリしています。

 

「他にはこんな店ないですしね」

 

こんなお言葉をいただくたびに挑戦し続ける思いを強くしています。