三国志とリングにかけろ

月に一回、とあるところで勉強会に参加しておるのですが

昨日の内容をちょっとアウトプットしております。


書くことは最強のアウトプット。

ブログを書くことは実は最強の習慣なんですね。


フェイスブックにランチやディナーの写真ばかり載せるのはアウトプットとは言い難いと思いますが…(^^;



昨日の内容で

「士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相待つべし」

という中国の古典からの引用がありました。



ん、これ知ってるぞ…と思いながらレジュメを読んでいると


三国志の話でした。

呉の呂蒙とう人と魯粛という人のやりとりです。



三国志、高校生の時にドはまりしました。

パソコンのシミュレーションゲームです。
光栄というメーカーのゲームソフトで、ゲームから入って吉川英治の三国志を読み込み、さらにゲームにはまるという循環でした。

友人何人かでハマっていたので、三国志をネタのトークがマニアックに繰り広げられていました(笑)


なので、呂蒙とか魯粛とか出てくるとワクワクします。

ゲームでは優秀な武将の確保が重要で、武将には武力、知力、カリスマなどの能力値が設定されています。

呂布の武力が100で、関羽と張飛が99とかです。

こういう優秀な武将を集めるのがワクワクするポイントのゲームなんですね。


なので魯粛と聞くと「魯粛って知力96だったかな」とか当時の記憶が蘇ってワクワクしたりするのです(笑)


で、この魯粛と呂蒙のくだりで登場する話。

若いころ学問を好まず武勇ばかりの武将だった呂蒙が、ある時から一転して学問にも注力して文武両道の立派な武将になりました。

その呂蒙の変わり方に驚いた魯粛にたいして呂蒙が

「士たるものは別れて3日もすれば、大いに成長しているものであって、次に会うときは目をこすって迎えねばなりません」

と応えた、という話です。


三国志にハマった私としては、確かに聞いたことのある話でした。


しかし、何か違うぞ…

私が知っている言葉は


「男子三日も会わざれば刮目して見よ」


だったのです。


気になって調べてみて、思い出しました。



「リングにかけろ」


でした!

知らない人は読み飛ばしてもらって構いませんが、私が子供のころから読み込んだボクシング漫画です。必殺技の「ギャラクティカ・マグナム!」が有名ですかね(笑)


ぶっとんだ内容の印象もある漫画ですが、実は所々に歴史や伝説など深い話が盛り込まれていたんですね。

「リングにかけろ」の2巻で、弱虫の泣き虫だった主人公の高嶺竜児が剣崎との対決を経て、グッと強くて男らしく変わった様子を指して

姉の高嶺菊が言うんです。

「男子3日会わざれば刮目して見よ」


間違いなく私の記憶はコレでした。

三国志でいう「士」ではなく記憶では「男子」だったよなあ…と思っていたのですが合っていました。

三国志の言葉が日本に伝わり、日本語バージョンで定着したのでしょうね。


ともあれ私にとって

小学生から高校生のころの記憶がフラッシュバックする言葉となりました。


言葉としては要するに「三日で人間は変わる!」ということ。

それぐらいの勢いで学んで変わっていかないといけない、ということ。


そんな、昨日の学びでした。


学びの機会に感謝、です。