採用と人材育成④

 

初めて高校生の新卒採用に取り組んだその年の夏

 

早速に、ある高校から「職場見学をお願いしたい」という連絡をいただきました。

 

 

 

 

前回ブログで何度も書いていますが

 

初めての新卒採用だったので、高校生にとっての夏休みに職場見学という一連の流れがある事も知りませんでした(^^;

 

 

約束の日時、一人の高校生の男の子がやってきました。

 

 

 

若い、です…(当然ですが)。

 

 

 

ちなみに職場見学は面接ではありませんので、やたらめったら質問することはできません。

 

差し支えのない話をしつつ、職場すなわち現場へ連れていきました。

 

 

 

 

そして夏が過ぎて9月。

 

 

 

 

再び高校から「一人応募させていただきたい。」とのご連絡。

 

もちろん、見学に来てくれていた彼でした。

 

 

 

そして面接となります。

 

面接の解禁日、みたいなものも決まっています。

 

 

 

新卒ですから、ポイントは現段階の技術や能力ではありません。

 

となると人間性だけなのですが、印象としては爽やかな風貌で全く問題なし。

 

 

 

いずれにせよ、唯一の志望者ですし何の問題もなく内定決定です。

 

 

いつもの採用面接では、その場で「で、いつから来れる?」という話になるのですが新卒採用の場合はそうはいきません。

 

採否の通知もキッチリと書面で高校へ送ることになります。

 

 

 

こうして、7月に思い立って取り組んだ新卒採用はトントン拍子で9月に内定者決定という成果を得ることができたのです。

 

 

 

もしこれが思い立ったのが1カ月遅かったら…すべてが1年遅れになるところだったのです。

 

よくぞまあ、7月でギリギリその年の採用に間に合ってくれたことかと後になって分かりました。

 

 

 

私にとって、これは幸運だったというか、また想いがあればこその結果だったのか

 

あの時、おそるおそる高校に電話してみたこと、これが全ての始まりでした。

 

 

 

その前の6月に30周年の記念式典を終えて私自身が感じていたこと。

 

これまでの30年を作ったのは、その殆どが先代の父であり、これからの30年を作る責任が私にはある。

 

それが私のミッションになりました。

 

 

そうやって30年後を見据えて新卒採用を、と思ったのでしょう。

 

そんな意味でも30周年に取り組んだことは間違いなくプラスになったと思います。

 

 

 

無事、一人の内定者を得たその年の12月、思いもかけず更に新卒採用を加速させることが起こります。

 

 

 

今日もお読みいただきありがとうございます。(42日目)