新たに営業所を開設したことは私にとって経営者として大きなインパクトとなり、多くの学びを得ることができました。
それは「環境」の大切さ、です。
堺に営業所がある、という「環境」に置かれることによって私の行動が変わったのです。
売上を増やしていきたい、というのは経営者なら誰しも考える事なのですが
ここで実は大きな現状維持バイアスがかかります。心の奥底の潜在意識が現状維持の心地よさを求めて日々の行動にリミッターが作動しているんですね。
売上を増やすというのは単なるマーケティングとか営業活動というだけのことではありません。少なくとも私たちの業界では。
売上を増やすにあたってはスタッフも増員も必要になります。
現場で作業をする職人さんも増員しなければならない。
そのためには
採用の仕組、ノウハウが必要でありコストもかけなければならない。
採用した人材を育てる仕組みも必要となります。
組織の大きさに見合った仕組が必要となります。
そういう新たに降りかかってくる様々なハードルが心のリミッターになって行動が鈍ってしまうのです。そもそも売上を増やすと忙しくなりますもんね。忙しくなると大変だ、と感じるのは当たり前のことですから、ここでも心のブレーキがかかります。
それらを越えて経営者は行動しなければならないのですが
その行動を後押ししてくれるのが「環境」ということなんです。
私にとって堺営業所の存在そのものが「環境」です。
堺営業所の意義を最大化するために堺営業所にマーケティングチームを置きました。
それにより仕組化されたマーケティングが動き始めました。
採用についても、今までやったことのない様々な手法に取り組み新たな挑戦が始まりました。
つまり営業と採用のアクセルを同時に踏む、という行動に変わるきっかけとなったのです。
「環境」と言っても色んな意味での「環境」がありますね。
例えば着る服を変える、というのもある意味「環境」の変化です。
行動が後押しされる「環境」の「整備」が大切。
堺営業所の開設を学んで大きなことを学べたようです。